飼育経験豊富なショップ店員のオールペットについてのお助けブログ

これからペットを飼う人へ…!!現役の専門店店員が小動物、エキゾチックアニマルの事を色々教えます!

【飼育者におすすめ】「~チンチラの砂浴び用の砂の選び方~」

こんにちは!

 

今回はチンチラに必須な砂浴びについてご説明したいと思います!!

 

昔と比べ、様々なメーカーから様々な砂が販売されていますが、大きな違いは2点です。

 

「粒子のサイズ」

「原材料」

 

です。

 

この2点の違いを商品別にご紹介します。

 

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◆砂浴びのやり方◆

 

まずは商品説明の前に砂浴びのやり方です。

 

本や店員さんによっては入れっぱなしでいいですよ。と説明される場合がありますが、個人的には入れっぱなしはNGです。

 

理由は次の3点です。

 

①砂の容器で排泄をし、結果的に体が汚れる

→ 体を綺麗にするつもりが汚れます・・・

 

②閉鎖空間に長時間いる事で性格が臆病になる(個体差有り)

→ 特にお迎え直後や馴らしている段階の子はこういった傾向になりやすいです。

 

③容器で寝る時間が増えて目が傷つく事がある

→ 容器の中で生活する時間が増える事で砂で眼球が傷つき、炎症が起きたり、目やにがでやすくなったりする場合があります。

 

よって、基本は1日1回、5~10分で本人が飽きるまでやってもらうのがおすすめです。

 

 

 

◆砂の種類(原材料)◆

 

主に3種あります。

 

「珪砂」(けいしゃ)

→ いわゆる普通の砂です。安価でコスパが良いです。

 

ゼオライト(天然)」

→ 火山活動に数百万年もの年月をかけて作られた多孔質の天然鉱物です。
  性質上、皮脂などの汚れや臭いの吸着に優れています。

 

「火山灰(又はそれに近い成分の物)」

→ 野生のチンチラは火山灰で砂浴びをしていると言われています。

  非常に細かく、ゼオライト同様、余計な皮脂や水分を落としてくれやすいです。

  例)ブルークラウドダスト

 

 

 

①三晃商会 チンチラサンド

 

原材料:天然ゼオライト

粒の大きさ:粗目

 

昔からある歴史のある商品です。

 

2020年、2021年頃に一度リニューアルをし、結果、チンチラ用の砂としては非常に粗い粒の商品になってしまいました。

 

細かい商品と比べると皮脂や余計な水分の除去等には効果は弱めではあります。

 

粗い事でのメリットは物理的な汚れを落としやすい事です。

 

糞、目ヤニ、その他の汚れなどを取りたい時におすすめです。

 

 

 


 

 

 

 

②三晃商会 チンチラパウダー

 

原材料:天然ゼオライト

粒の大きさ:細かめ

 

先述のチンチラサンドがリニューアル後、あまり評判が良くなかった為、メーカーさんから新しく作られた新商品になります。

 

原材料は同じゼオライトを使用。商品名のパウダーの通り、粒子が非常に細かめとなっております。

 

今回ご紹介させていただく4点の中では2番目に細かい商品です。

 

 


 

 

 

 

③マルカン CASA チンチラの清潔サンド

 

原材料:珪砂

粒の大きさ:細かめ

 

マルカンさんの中の小動物にスポットを当てたブランドのCASA(カーサ)から発売されている商品です。

 

原材料が珪砂の為、他の商品と比べて安価でコスパが良いです。

 

砂も細かめなので必要十分ではあります。

 


 

 

 

④OXBOW チンチラダストバス

 

原材料:天然ブルークラウドダスト(火山灰に近い成分)

粒の大きさ:非常に細かめ

 

4つの商品の中で一番細かくふわふわになります。

 

筆者も家で飼っている子には様々な砂を試した事がありますが、こちらの商品が一番ふわふわ感がでました。

 

又、使用後は砂の成分なのかすごくキラキラします(笑)

 

価格がお高めでコスパは良くはないですが個人的には一番おすすめですね。

 

 


 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます!!

 

大手メーカーさん、使用している飼い主さんの多いTOP4の商品のご紹介でした!

 

 

 

 

【初飼育者必見】「~チンチラ飼育について~おすすめケージ~」

こんにちは!

現役ショップ店員のここぺりです!

小動物などのエキゾチックアニマルと接するようになって15年程になります!

 

さて・・・

早速ですが、今回はチンチラを初めてお迎えする型におすすめのケージをご紹介したいと思います!

 

まず、念の為に、チンチラとはなにか?という所を簡単にご紹介したいと思います。

 

チンチラは南米、チリのアンデス山脈に主に生息している齧歯類の仲間です。

 

ペットでは良く流通していますが、野生下のチンチラは生息数が激減しており、絶滅危惧種ワシントン条約Ⅰ類)に指定されています。

繁殖個体に関しても、妊娠期間が他の齧歯類や同サイズの動物などと比べても長く、又、出産仔数も平均1,2匹と少ない為、とネズミの仲間といってもペットショップでの価格は4~10万円程のショップさんが多いと思います。

 

※価格はカラーにより大きく変わります。小動物の中では長寿な動物の為、少し大きくなったくらいでは値引きもさほどありません。

又、ショップさんによっては、慣れ具合によっても価格に違いを付けていたりします。

 

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ここからは用品に関しての説明に入らさせて頂きます!

 

今では用品はネットでも安く購入できる為、安易に用意をしがちですが,本当に必要なもの、そうでないもの理解して、自分に合っているものを理解しているかで今後のその子との生活に大きな影響が生じます・・・!!

 

 

「お店の人のいう通りに買っていいのか・・・」

 

SNSで見たおうちみたいにオシャレにレイアウトしたい・・・!!」

 

など、様々な考えが皆さんあると思います。

 

お迎えを考えているけど何を選んだらいいかわからない…

 

と悩んでいる方はぜひ参考にしてください!

 

 

◆ケージのご紹介◆

 

野生下では高山の岩場の多いところで生活している為、上下運動ができるようなケージを用意してあげると良いとされています。

 

そんなチンチラにおすすめのケージをこれからご紹介します!

 

 

①三晃商会 イージーホーム 60 ハイメッシュ(ブラック/ホワイト/ステンレス)

・組み立てサイズ: W620×D505×H780mm(外寸)

 

こちらの商品はチンチラケージとしては恐らく国内最大数の使用数になるのではないでしょうか?

「価格、サイズ、使い勝手」

どれをとっても丁度いい感じになってします。

 

●良い点

・同形状、サイズのケージと比べて安価

→ 後述するケージと比べても安価である。かといって小さすぎたりはしないので安心して使用できます。

 

・特許取得済みのベース構造

→ 三晃さんが特許を取得しているベース(土台)部分が非常に優秀です。

他のメーカーさんと比べると掃除もしやすく、又、ケージの下への尿漏れ、汚れがほぼありません。

 

・網目のサイズがちょうどいい

→ ステージ等のレイアウト用品を付けるのにも問題ないサイズです。

  又、繁殖を考えている方はこの網目のサイズであれば生まれた直後の子でも頭がすり抜けたりもせず、安心して出産させる事ができます。

 

・白と黒の2種類から選べるベース

→ 色が選べる為、好みに合わせられる。

チンチラの場合、人それぞれだが砂浴びの砂が目立ちずらいように白を選ぶ方は若干多い。

 

・ステンレス版がある

→ お値段は少ししますが、網の部分の画がモチが非常に長いです。

掃除頻度にもよりますが、3~5年も使用しているとコーティングの劣化で金属部分にくすみがでたり、使用感が非常に出てきます。

常にきれいにしていたい方におすすめです!

 

・組み立て&たたむのが簡単

→ 今まで数えられないくらい組み立て、ばらした経験のある筆者が段ボールに入った状態から完成までで5分程で組み立てられちゃいます。

工具を使用しないので女性や子供でも組み立てやすいですね。

 

●悪い点

・特にありません。

ザ・無難なケージなので迷ったらコレ!という感じです。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②三晃商会 イージーホーム80(ハイ)

・組み立てサイズ: W810×D505×H840mm(外寸)

 

2023年時点では国内メーカーの小動物用ケージとしては最大級のサイズになります。

これより大きいケージになると自作、又はDIYで増築する様な形になります。

このサイズであれば多頭飼育も可能ですね。

 

●良い点

・組み立て&たたむのが簡単

→ 今まで数えられないくらい組み立て、ばらした経験のある筆者が段ボールに入った状態から完成までで5分程で組み立てられちゃいます。

工具を使用しないので女性や子供でも組み立てやすいですね。

 

・特許取得済みのベース構造

→ 三晃さんが特許を取得しているベース(土台)部分が非常に優秀です。

他のメーカーさんと比べると掃除もしやすく、又、ケージの下への尿漏れ、汚れがほぼありません。

 

・正面に大きめの扉が2つある

→ 砂浴びやレイアウト用品が入れやすく設置が楽です。

 

・トレイが2つに分かれている

→ 引き出しのトレイが分割されている為、水洗い時や掃除の時に取り回しがしやすいです。大きいと破損を起こしやすくもなります。

 

●悪い点

・大きい分、重いです

→ これは仕方がありませんが・・・

引っ越しの予定、移動の予定が無い方は問題ないかとは思います。

 

・キャスターの付属が無し

→ 大型ケージなのにキャスターが標準でついておりません。

お店だと良いのですが、実際に筆者も家で飼育しておりますが、キャスターが無いと不便です。別途購入していただくか、DIYで板にキャスターを付けて台を作成した方が良いですね。

 


 

 

 

 

③KAWAI コンフォート60 チンチラスペシャ

・組み立てサイズ:W620×D470×H900

 

鳥やウサギ用品をメインに販売しているカワイさんのケージです。

以前はコンフォート60と60タワーというのを連結してこのサイズになっていましたが、国内のチンチラ飼育者が増えてきた為かチンチラスペシャルとして商品化しました。

 

●良い点

・見た目がオシャレ

→ 好みにもよりますが、実際の販売の経験上、女性人気が非常に高いです。

プラスチックがキャスターのみの為、高級感もありますね。

 

・扉がたくさんある

→ 天井、正面、横に計9個の大小様々な扉がある為、チンチラとのふれあいもし易く、又、掃除もしやすくなっております。

 

・下部と上部で分割可能

→ 上述にもありますが、元々2つの製品をまとめた商品がチンチラスペシャルになります。その為、ケージを真ん中から上下分割可能となっています。

まだ月齢の小さいチンチラをお迎えした場合、運動量を増やしすぎて体調を崩すなんてことも多々ありますので、その子の運動量次第でケージを小さくしたりもできるので、様々な状況に対応できます。

 

●悪い点

・組み立てが大変

→ プラスドライバーを使用して組み立てるのですが、苦手な方は30~60分程かかるかもしれません。

 

・トレイの錆、塗料剥がれが目立つ

→ 数年しようすると目に見えてわかるようになります。

 

・一部掃除がしづらい箇所がある

→ 土台部分と金網部分がネジでくっついている為、間の掃除をするにはケージを一度分解する必要がある。隙間を霧吹きなどで吹くのも良いが、使用状況によっては錆が出やすくなる場合も・・・

 

・床にチンチラの尿が漏れる

→ 三晃商会さんのケージと比べると使用してくとどうしても床に尿が漏れている事が目に付く。ここのクオリティはさすが三晃さんという所です。

 

・繁殖を目指している方はNG

→ 網目が3cm程なのですが、生まれたてのチンチラの赤ちゃんは抜けてしまう場合があります。筆者個人もお客様からそういった事例の相談を受けた事もありますし、カワイさんもお問合せして確認済みです。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

KAWAI 川井 コンフォート60 チンチラスペシャル
価格:22,165円(税込、送料別) (2023/4/6時点)


 

 

 

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます!!

 

現在、入手もしやすく、メーカーさんも安心できるケージでおすすめ、使いやすい商品は上記3点かと思います!